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或る日突然

2015年12月5日に大腸がんステージ4告知。肝臓と肺に転移あり。抗がん剤治療しながら日々のことを記録しています。

業の深さ

腫瘍のもう片方の肺への転移を年老いた母親に伝えた。

恐らく、物凄く落胆しているのが手に取るように分かるが、私の方が先立つ可能性だってある。

そしてもしそうなった場合、約30年前に祖母が亡くなった時のお寺さんが母に話していた業の深さを改めて感じた。

 

母は現実的で実用第一、無駄なモノなど一切遮断するタイプの人で、同居していた祖母(父の母 つまり姑)とも色々苦労はあったと思えるが、祖母の晩年には時に、「はぁっ⁉︎」と思うような判断を祖母に対して実行してきた。

そして、亡くなりお寺さんが来た時に、詳細は忘れたが、祖母がずっと守ってきたお仏壇等一切をなくしてしまい、家では今後お弔いは面倒だしお金かかるからしたく無い、というような事を言ったらしい。それを聞いてお寺さんは、そんなご先祖様を粗末にする様な事をするのは業が深すぎる。これはあなたじゃなくて何代か後に引き継がれるかもしれない、などこんこんと母にお説教をしていた記憶がある。

きちんと供養しての事ならまだしも母はほかす(=捨てる)と言う言葉を使った様だった。

母の中にそれだけ思わす事があったのかも知れないが、聞いた私も思わず耳を疑った。

 

それで、もし業の深さというのがあるのなら私が母より先に旅立つ事がまさにその事なんだろう、とがんが分かって暫くして気づいた。

 

逆縁の不幸ほど親不孝はない。

 

そうならない様明るく元気に今日も温泉行ってマッサージしてもらい寛いだ休日満喫中。